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名探偵コナン/腕時計型麻酔銃は違法で銃刀法違反?法律で傷害罪・危険か解説

名探偵コナンの主人公、江戸川コナンは事件を解決するためにとても便利な探偵グッズをいくつか持っています。

阿笠博士の発明品で、中でもスケボーや腕時計型麻酔銃、蝶ネクタイ型変声期などは作中でよく登場します。

そこで今回は「名探偵コナン/腕時計型麻酔銃は違法で銃刀法違反?法律で傷害罪・危険か解説」というタイトルで書いていきたいと思います。

最後までお付き合いよろしくお願いいたします。

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名探偵コナン/腕時計型麻酔銃は違法で銃刀法違反?

江戸川コナンが事件を解決する際に必要不可欠なアイテムの1つが腕時計型麻酔銃です。

これを使って眠らせ蝶ネクタイ型変声期を使い推理を話すのですが、主に毛利小五郎に使用される事が多くたまに鈴木園子や山村刑事などにも使います。

そこで腕時計型麻酔銃は違法で銃刀法違反なのか調べてみました。

麻酔銃・麻酔針の使用は銃刀法違反の可能性が低い

江戸川コナンが使う麻酔銃・麻酔針の使用は銃刀法違反の可能性が低いとされています。

コナンの場合は”銃刀法の銃砲の所持、使用等に関する危害予防上必要な規制”という部分が引っかかていると思われます。

つまり腕時計型麻酔銃が銃刀法が定めている”鉄砲”に該当するかという事になります。

鉄砲とは”拳銃、猟銃、砲、機関銃、小銃、その他金属性弾丸を発射する機能がある装薬銃砲及び空気銃”とされています。

この事から腕時計型麻酔銃は銃刀法の”銃砲”には該当しない為、銃刀法違反の可能性が低いと考えられます。

化学兵器禁止条約も問題にならない

江戸川コナンの腕時計型麻酔銃は化学兵器禁止条約も問題にならないとも言われています。

腕時計型麻酔銃で撃たれた場合一瞬で眠る事にはなるものの、ごく短い時間で目を覚ましこれと言って身体に支障をきたしていない事が見て取れます。

この点から化学兵器禁止条約にも該当しないと考えても良さそうです。

麻酔針に薬品が塗られていなければ身体に害悪を及ぼさない

コナンの腕時計型麻酔銃は麻酔針に薬品が塗られていなければ身体に害悪を及ぼさないとされています。

腕時計型麻酔銃から発射される針はとても小さく、薬品が塗られていなければ相手の身体に悪影響を及ぼす事はないと考えられます。

人によって眠る時間も差があって簡単に起こせるので身体への影響はさほどない、という事のようです。

犯人に対する武器として正当防衛や緊急避難が成立する場面もある

江戸川コナンの腕時計型麻酔銃は犯人に対する武器として正当防衛や緊急避難が成立する場面もあります。

コナンは推理ショーをする以外にも腕時計型麻酔銃を使って犯人を気絶させたりする事もあり、これで命拾いするケースも描かれています。

こういうパターンは正当防衛や緊急避難が成立するのではないかと思われます。

腕時計型麻酔銃は法律で傷害罪・危険か解説

江戸川コナンの腕時計型麻酔銃は麻酔針は1本しか挿入できませんが、防水加工や懐中電灯と同等のライト機能、ブラックライトの切り替え機能も付いています。

基本的に狙うのは首筋ですが手やお尻でも刺されば眠らせる事が可能です。

そこで腕時計型麻酔銃は法律で傷害罪・危険か解説していきます。

傷害罪が成立する可能性がある

江戸川コナンの腕時計型麻酔銃は傷害罪が成立する可能性があります。

コナンが使用する腕時計型麻酔銃は象を30分眠らせる事が可能なので、強力な麻酔薬だと想定できます。

それを本人の許可なく打ち込んで推理ショーを始めるという行為は”人の生理的機能の障害”に該当するので傷害罪が適用される可能性があります。

命に及ぶ危険があるので殺人未遂罪に該当する可能性がある

コナンの腕時計型麻酔銃は命に及ぶ危険があるので殺人未遂罪に該当する可能性があります。

腕時計型麻酔銃という強力な麻酔を撃たれた場合、体質によっては命の危険に関わる可能性が考えられます。

麻酔の性質や量が命に及ぼす危険をコナンがどれだけ認識しているかによっては、殺人未遂罪に該当するかもしれません。

麻薬及び向精神薬取締法違反の可能性

コナンの腕時計型麻酔銃は麻薬及び向精神薬取締法違反の可能性もあります。

麻酔薬の種類によっては麻薬及び向精神薬取締法違反の可能性が考えられ、”ケタミンでは?”という憶測も出ています。

このケタミンは麻薬認定されており、もし本当にケタミンであれば麻薬及び向精神薬取締法違反になります。

刑法の定める年齢に達していないので保護処分になる?

コナンが腕時計型麻酔銃を使っても刑法の定める年齢に達していないので保護処分になる可能性があります。

上記で書いた麻酔が”ケタミン”だった場合、もちろん犯罪になるのですがコナンは刑法の定める年齢に達していないので保護処分になる可能性が出てきます。

おそらくコナンの場合は触法少年(14歳未満で犯罪となりうる行為をした人物)に該当すると思われます。

触法少年は犯罪者ではない為、逮捕はされませんが児童相談所の”一時保護”により身体拘束を受けるかもしれません。

麻酔銃を作った阿笠博士も罪に問われる

江戸川コナンの腕時計型麻酔銃が犯罪だと認められた場合は麻酔銃を作った阿笠博士も罪に問われます。

これは一部実行全部責任の原則からきていて、阿笠博士が麻酔銃を作るという目的から麻薬を調達した段階から既に違法です。

そしてコナンが実際に針を発射する為に相手に照準を合わせてしまったら、阿笠博士のみに暴行罪が成立すると考えられます。

まとめ

・麻酔銃・麻酔針の使用は銃刀法違反の可能性が低い。

・化学兵器禁止条約も問題にならない。

・麻酔針に薬品が塗られていなければ身体に害悪を及ぼさない。

・犯人に対する武器として正当防衛や緊急避難が成立する場面もある。

・傷害罪が成立する可能性がある。

・命に及ぶ危険があるので殺人未遂罪に該当する可能性がある。

・麻薬及び向精神薬取締法違反の可能性。

・刑法の定める年齢に達していないので保護処分になる?。

・麻酔銃を作った阿笠博士も罪に問われる。

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