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ゴールデンカムイ/尾形百之助は何がしたい?目的や結局何がしたかったか解説

ゴールデンカムイは2023年4月3日からアニメ放送が決まり、名シーンをアニメで見られるとファンは盛り上がっています。

その名シーンを演じるキャラの1人、尾形百之助も忘れてはならない存在ではないでしょうか。

そこで今回は「ゴールデンカムイ/尾形百之助は何がしたい?目的や結局何がしたかったか解説」というタイトルで書いていきたいと思います。

最後までお付き合いよろしくお願いいたします。

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ゴールデンカムイ/尾形百之助は結局何がしたい?

尾形百之助(おがたひゃくのすけ)は頭も良く、銃の腕前は孤高の山猫スナイパーの異名を持つほどです。

山猫と呼ばれるからなのか、鼻先にある物の匂いを嗅ぐ、身体を丸めて眠る、ネズミに反応する、嗅いだ後で変顔をする、暇だと蝶を追いかけるなどまさに猫のような行動を見せる面白い一面もあります。

そんな尾形百之助は結局何がしたいのか調べてみました。

第七師団長の肩書きが欲しかった

尾形百之助は第七師団長の肩書が欲しかったと考えられています。

異母弟を殺害しても父親が自分を見てくれる事は無く、逆に尾形の歪んだ寂しさを鶴見中尉に利用される事になってしまったのです。

そして父親に認知されなかった娼婦の息子だった自分が第七師団長になることで、”欲しくても手に入らなかったものは価値などなかった”と確かめたかったのだと言われています。

第七師団長であった父親を超える事

尾形百之助の目的は第七師団長であった父親を超える事です。

尾形は両親、異母弟を殺害し残ってしまった自身の存在を示す手段は、父親と同じ第七師団長になれば父親を超えると思い実行に移したのでした。

金塊争奪戦に関する尾形の本当の目的は、父親を超えるという個人的な理由によるものだったのです。

暗躍によって第七師団長の座につくこと

尾形百之助は暗躍によって第七師団長の座につくことを考え行動に移しています。

なぜ尾形が周囲から恨みを買ってまで暗躍しているのかずっと謎でした。

作中で第七師団長の座につくことが目的だと発覚した時には「ここまで拗らせていたのか」「生い立ちにコンプレックスを感じていたなんて」と読者を驚かせました。

偽物でも成り上がれると証明したい

尾形百之助は偽物でも成り上がれると証明したいと指摘されています。

尾形は鶴見中尉に”第七師団長なんか偽物でも成り上がれる”と証明したいのだろうと見抜かれた形になりました。

尾形は父親の殺害の見返りに出世させてやると約束してくれた鶴見中尉を頼るものの、鶴見中尉は他の部下ばかりに構い尾形を放置するのです。

しかしこれは尾形の人選ミスで、出世の約束も守られませんでした。

母を捨てた花沢幸次郎中将やその息子を見返す事

尾形百之助は母を捨てた花沢幸次郎中将やその息子を見返す事も考えていました。

時代的にも妾だった母親が父親に強く何かを訴えることなどできず、ただ黙って待つしかない母親に尾形は苛立ちを感じていたと思われます。

さらに異母弟は正妻の息子というだけで父親に愛されていると考え、自分の方が優れていると見返してやりたかったという推察もできるのではないでしょうか。

目的の為に鶴見を利用しようとしていた

尾形百之助は目的の為に鶴見を利用しようとしていました。

尾形も鶴見中尉もお互いを利用しようと考えていたようで、尾形の目的は”金塊争奪戦を引っかき回す事で鶴見中尉を利用し追いつめて表舞台から下ろす”事だったとも言われています。

自分を出世させてやるといったにも関わらず約束を守らない鶴見中尉に嫌気がさしたか、約束を守らせるという目的があったのではないでしょうか。

金カム/尾形上等兵の目的や結局何がしたかったか解説

尾形上等兵は上記でも書いたように大義や役割、誰かの為などではなく個人的すぎる私怨で行動してきました。

フチなどの年配者や立場の弱い者、特に親の愛情に飢えている子供に情を見せたりするなど意外な部分も描かれています。

そんな尾形上等兵の目的や結局何がしたかったか解説していきます。

全てを否定したい・無価値だという事を証明したい事が目的?

尾形上等兵は全てを否定したい・無価値だという事を証明したい事が目的なのでしょうか。

尾形は両親から愛情を与えられずの育ってきた自分が父親と同じ第七師団の団長になり、愛情というものが無価値だと証明したいと考えていたのだと思われます。

鶴見中尉に取り入ったのも第七師団という手駒を失ってしまったチャンスに自分を売り込んだのです。

自分は愛されてた子だと思いたい事からかまってもらおうとかき乱していた

尾形上等兵は自分は愛されてた子だと思いたい事からかまってもらおうとかき乱していたのだと思われます。

父親の愛情がもし自分にもあったと分かれば、自分も異母弟と同じように”愛されてた子”という事になると考えたのでしょう。

尾形は異母弟がいなくなれば父親の愛情が今度は自分に向くと信じていたとも推察できます。

第七師団を翻弄してきた理由は復讐心から

尾形上等兵が第七師団を翻弄してきた理由は復讐心からなのでしょうか。

尾形の原動力は支配欲や権力欲ではなく、自分を愛さなかった両親や愛されていた異母弟を見返したいというものでした。

“妾の子”として生まれどんなに実力があっても”山猫(娼婦の子)”と陰口を叩かれ、父親に見捨てられた事で鶴見中尉を利用してでも復讐をしたいと考えたようです。

尾形の裏切りの理由・なぜ撃ったか解説

尾形百之介はずっと自分は愛されなかった子供だったと考え、異母弟を密かに妬み続けていました。

尾形にとって誰が味方で誰が敵なのか、誰かを信用しているのかも悟らせない謎めいたキャラでアシリパも不信感を感じたほどです。

そこで尾形の裏切りの理由・なぜ撃ったか解説してみました。

父である花沢幸次郎の母親への愛情を確認する為に殺害

尾形百之助は父である花沢幸次郎の母親への愛情を確認する為に殺害しました。

尾形は夫(花沢幸次郎中将)に会いたがっていた母親を持て余し、いい加減夫のためにアンコウ鍋を作るのをやめさせたいと思うようになります。

愛がまだあるなら妻の葬式に来るだろうと考え、殺鼠剤をアンコウ鍋に仕込み母親を殺害するのです。

これはサイコパス度テストにあるような考え方で、尾形の人間性がこの時点でおかしくなっているようにも思えます。

結局いくら待っても花沢幸次郎中将が現れる事は無く、その後尾形は軍に入り第七師団長を目指すのです。

父親の愛を自分に向ける為に異母弟で嫡子の勇作を撃った

尾形百之助は父親の愛を自分に向ける為に異母弟で嫡子の勇作を撃っています。

勇作は事情を知っているにも関わらず尾形を「兄様」と呼び親し気に接してくるのですが、これは卑屈になっていた尾形にしてみればイラつくだけだったように思われます。

勇作を堕としてやりたいと尾形はロシア兵を殺す事や女遊びなどを提案するも、勇作はそれらを断りました。

そんな優等生の勇作が消えたら息子は自分1人になる為、父親の愛情が自分に向くかもしれないと考えた尾形は戦争の混乱に紛れて勇作を撃ったのです。

鶴見中尉に唆されて父親を殺害

尾形百之助は鶴見中尉に唆されて(そそのかされて)父親を殺害しました。

鶴見中尉に唆された形で父親を殺害した尾形ですが、もし尾形が殺害を拒んだとしても鶴見中尉は他の方法で花沢中将を消したと推測されます。

尾形が両親の愛情というものに拘らなければもっと違う人生があったようにも思えて仕方ありません。

のっぺら坊がキロランケの目的や正体を明かしたと推測し杉元を撃った

尾形百之助はのっぺら坊(ウイルク)がキロランケの目的や正体を明かしたと推測し杉元を撃っています。

網走監獄にいるのっぺら坊(ウイルク)が囚人たちに刺青を彫った事から、アシリパの父親なのか確認し金塊の謎を聞き出すという目的の為に杉元たちは網走監獄に侵入しました。

のっぺら坊(ウイルク)が屋根の上にいたアシリパを確認し金塊について語ろうとした瞬間、ウイルクと杉元が尾形に撃たれてしまったのです。

ただウイルクはキロランケの目的や正体ではなく金塊の事を話そうとしていたので、尾形のフライングだったと思われます。

金塊が狙いではなく本当の目的は不明だった

尾形百之助は金塊が狙いではなく本当の目的は不明だったと言われています。

尾形が誰かを殺してまで金塊を手に入れたいと考えているようには見えず、唯一考えられるのは鶴見中尉の邪魔をする事です。

両親、異母弟を殺害し天涯孤独となった尾形でしたが、死の間際で異母弟にだけは愛されていたと感じ死んでいきました。

それだけでも金塊争奪戦に参入した甲斐があったかもしれません。

状況により同行者を変えているコウモリ野郎

尾形は状況により同行者を変えているコウモリ野郎と言われています。

尾形は自分の居場所を変えつつ金塊を狙っていた為か杉元や他の兵士たちから「コウモリ野郎」と呼ばれていました。

コウモリは鳥でもあり獣でもあるという曖昧さから”どっちつかず”や”裏切者”を表す言葉として使われます。

確かに尾形には当てはまるかもしれませんね。

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まとめ

・第七師団長の肩書きが欲しかった。

・第七師団長であった父親を超える事。

・暗躍によって第七師団長の座につくこと。

・偽物でも成り上がれると証明したい。

・母を捨てた花沢幸次郎中将やその息子を見返す事。

・目的の為に鶴見を利用しようとしていた。

・全てを否定したい・無価値だという事を証明したい事が目的。

・自分は愛されてた子だと思いたい事からかまってもらおうとかき乱していた。

・第七師団を翻弄してきた理由は復讐心から。

・父である花沢幸次郎の母親への愛情を確認する為に殺害。

・父親の愛を自分に向ける為に異母弟で嫡子の勇作を撃った。

・鶴見中尉に唆されて父親を殺害。

・のっぺら坊がキロランケの目的や正体を明かしたと推測し杉元を撃った。

・金塊が狙いではなく本当の目的は不明だった。

・状況により同行者を変えているコウモリ野郎。

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