「天官賜福」は架空の古代中国を舞台に謝憐(シエ・リェン)を中心に、様々な人物が関わっていく物語です。
2024年1月からアニメ第2期の放送が決まっていて、ストーリーだけではなく作画の美しさなども期待されています。
そこで今回は「天官賜福/帝君の最後は？正体は黒幕でラスボス・誰か解説」というタイトルで書いていきたいと思います。
最後までお付き合いよろしくお願いいたします。
天官賜福/帝君は最後どうなる？
天官賜福のシーズン２が始まった。帝君のビジュアルが想像以上でとてもいい。謝憐は声が変わったね、前の声が大好きだったのでちょっと寂しい。でもこれから何が起きるのか、過去に何があったのか、展開がすごく楽しみ。 pic.twitter.com/EmOjLsvduL
— きたに (@akiko2d) October 19, 2023
帝君は1,000年に渡って三界の第一武神として君臨している人物です。
武神と呼ばれてはいますが、物腰が柔らかい事で知られている上に眉目秀麗で一風変わった宝剣の収集をしています。
そんな帝君は最後どうなるのか調べてみました。
帝君は自分の理解者が欲しかったと考察
帝君は自分の理解者が欲しかったと考察されています。
2000年という時間はあまりにも長く、しかも帝君は別人として天界に君臨していた為に周囲には当時の帝君が感じていた決断や苦悩を理解できる者が1人もいませんでした。
どれだけ周囲から崇められようが称えられようが、理解者がいないという事が何よりも辛かったのだと考えられます。
謝憐を第二の白無相にしようとした
帝君は謝憐を第二の白無相(バイウーシャン)にしようとしていました。
先述しましたが帝君は理解者を求めており、そこで目を付けたのが謝憐です。
謝憐は飛昇する前に”たとえ体は無間地獄にあっても心は桃源郷にある”と言うのですが、帝君はこの言葉に対して侮蔑されたと感じます。
理由は帝君の存在や選択を否定したようなものだからです。
そこで謝憐を第二の白無相にしようと考えたのでした。
白無相は白衣禍世と呼ばれ四大鬼王の最初の1人で帝君の分身
白無相は白衣禍世(はくいかせい)と呼ばれ四大鬼王の最初の1人で帝君の分身です。
四大害の1人とされ等級は花城と同じ”絶”で、白無相の誕生により仙楽国が最初に滅亡しました。
見た目は若く17~8歳位で中国式の白い喪服を着ていおり、泣き顔と笑顔の悲喜面(ひきめん)を付けているのが印象的な人物です。
最期は君吾によって滅ぼされています。
帝君の正体と黒幕・ラスボスは誰か解説
天官賜福読了！！ちょっと時間掛かったけど、読み終えた。
1巻はアニメと同じ内容だから、キャラの声とか容姿が脳内再生可能だった。アニメの続きも少し読めて嬉しい。帝君の登場とか鬼市でのやり取りとか凄く良かった。人目気にせずイチャつく花憐が甘かった。凄い👏👏 pic.twitter.com/LHfq9lQeqg— わかな (@wa_0915) September 22, 2022
基本的に神官は自分の地盤にある寺院や信徒が法力の源になるのですが、神武大帝である帝君だけはあらゆる全ての場所に信徒がいるので地盤は関係ありません。
それだけ特別な存在だという事が伺える人物です。
そんな帝君の正体は黒幕でラスボス・誰か解説していきます。
帝君は天界で一番偉い神様
帝君は天界で一番偉い神様です。
神官たちを纏める立場にあり神官たちから尊敬されています。
800年前に禁を破り人界に降りた謝憐を2度天界から追放したのは帝君で、それでも謝憐の能力を認め任務を任せる器はありました。
謝憐を当時の自分と同じ状況におき選択させようとした
帝君は謝憐を当時の自分と同じ状況におき選択させようとしました。
謝憐が追放された理由は蒼生の民を救おうと飛昇し失敗したからで、帝君は”蒼生を助けるのは簡単な事じゃない”と知らしめたかったのだと思われます。
その為に謝憐を同じ状況に置く事で”当時の自分は間違っていなかった”と過去の自分への肯定を感じて安心したかったのかもしれません。
さらに当時の若かった頃の自分と謝憐を重ねてしまった事が、帝君を歪ませてしまったようにも感じます。
帝君の過去を解説
アニメ天官賜福、お話やキャラが好きなのはもちろんなんだけど音楽がめちゃくちゃ好きでよく作業BGMにも流しており…🦋んで、最近サブスクで観ようとしたら配信がレンタルになってて、しばらくレンタル購入してたんだけど、いや…これもう円盤買った方が良くないか？と気付き、ついに買ってしもうた pic.twitter.com/Yl2pL1sudy
— もちづき (@osatouhaamai) October 17, 2023
帝君は謝憐に対してかつての自分を見ているような複雑さと同時に共感もしているところがあります。
良く言えば何事にも前向きで永遠を信じている謝憐に”厳しい現実”を教えようとしていたのではないかという事のようです。
ここではそんな帝君の過去を解説します。
約2000年前に烏庸国を救おうとしたが悪化
帝君は約2000年前に烏庸国(うようこく)を救おうとしたが悪化させています。
烏庸国は仙楽国よりも2000年前に存在した古代ので、七つの城から成り立っており烏庸国の太子が統治していた国です。
81章「山高路遠狹路不通」で烏庸神殿の壁画が出てくるのですが、それは烏庸国の人々が苦しみ悶えている生々しい地獄絵図。
この地獄のような出来事が実際に起きてしまい、帝君は救おうとしたものの悪化させてしまったのです。
期待はずれで国民が太子に失望
期待はずれで国民が太子(帝君)に失望しています。
国民も最初はすごい神様だと信じて”助けてくれる”と期待しましたが、状況は悪化するばかりでした。
そんな太子(帝君)に”神なのに普段信仰している国民を助ける事もできないなんて”と太子(帝君)に失望してしまうのです。
自分なりに努力しているのに国民から失望され、太子(帝君)は追い詰められてしまいます。
他の神官の助けを得られなかった
帝君は他の神官の助けを得られませんでした。
そこで太子(帝君)は他の神官に助けを求めましたが、当時天界で活躍していた太子(帝君)が気に入らなかった為、誰も力を貸さなかったのです。
アニメでも謝憐に兵を貸さなかったり他の神官の功徳を平等に分け与えようとしないなど、神官とは思えない言動が見られました。
おそらく太子(帝君)が助けを求めた時も彼らは同じような言動をしたのではないかと思われます。
烏庸国が火山で滅びる
天官賜福２巻
前半の2人の微笑ましいやり取りから一転殿下の過去が描かれていくが悲惨な未来へ足掻き続ける殿下の虚しさが心を打つ
太子かつ神官という立場ながらも無力なことを理解していく全てを得ていた人の没落は1巻で描かれた彼の飄々とした生き様に繋がっていくかと思うと悲しみが深い#天官賜福 pic.twitter.com/UV6Ybprq8n— ranka🎬&📚 (@kinohige_ranka) February 14, 2023
烏庸国が火山で滅びます。
帝君は未来余予知が出来た事から、近いうちに烏庸国が火山の噴火によって消滅すると知りました。
作中では烏庸国が火山で滅ぶ事が壁画でも描かれています。
壁画には”火山が爆発し烏庸国を滅びるという悪夢をみている帝君の様子”が描かれていて、実際その通りになりました。
烏庸国は火山の噴火で廃墟と化した後、銅炉山と呼ばれています。
烏庸国が滅びたのをきっかけに精神的におかしくなる
太子(帝君)は烏庸国が滅びたのをきっかけに精神的におかしくなってしまいます。
神官たちの助けを得られなくても太子(帝君)は諦めませんでした。
国民に何と言われても1人で努力を重ねて天に届く橋を完成させて、天界に国民を避難させようとしたのです。
しかしあと一歩というとこで橋が崩れ、烏庸国は太子(帝君)予知した通り滅びてしまいました。
神なのに誰も助けられなかった自分を責めて、精神的に参ってしまったのだと思われます。
裏切った3人の従者を殺した
太子(帝君)は裏切った3人の従者を殺しています。
4人いた従者のうち3人が太子(帝君)を見限って離れていった事で、ただでさえ国民に絶望していた太子(帝君)は3人の従者を裏切り者と判断してしまったようです。
3人の従者は殺された後、殺された恨みなのか人面疫となり太子の顔に現れてしまいます。
それ以降太子(帝君)は人面疫を隠す為に仮面をつけるようになり、精神状態も悪化するばかりでした。
人面疫はアニメの4話でも出てきます。
天界に復讐し新しく天界をつくり替え帝君になった
太子(帝君)は天界に復讐し新しく天界をつくり替え帝君になっています。
最大の危機に力を貸してくれなかった事を忘れられなかった太子(帝君)は、当時いた神官を全て亡き者にして復讐を果たし新しく天界をつくり替えて帝君になりました。
その時にできた分身の1つが白無相です。
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まとめ
読み終えた。
天官賜福百無禁忌。
1巻は太子殿下の辛い人生やるのかなと思ったら、アニメ全話+2期予告でやってたあたりまでだった。
アニメはほんとに原作に忠実だったんだと思いました。
2巻はよ。#天官賜福日本語版小説感想 pic.twitter.com/Hs18zaijqf— よっちゃん (@yochan103) July 24, 2022
・帝君は自分の理解者が欲しかったと考察。
・謝憐を第二の白無相にしようとした。
・白無相は白衣禍世と呼ばれ四大鬼王の最初の1人で帝君の分身。
・帝君は天界で一番偉い神様。
・謝憐を当時の自分と同じ状況におき選択させようとした。
・約2000年前に烏庸国を救おうとしたが悪化。
・ 期待はずれで国民が太子に失望。
・他の神官の助けを得られなかった。
・烏庸国が火山で滅びる。
・烏庸国が滅びたのをきっかけに精神的におかしくなる。
・裏切った3人の従者を殺した。
・天界に復讐し新しく天界をつくり替え帝君になった。
最後まで読んでくれた方、ありがとうございました!