2020年3月30日から放送されている朝ドラのエール。
裕一が失恋から立ち直り作曲し国際コンクールで入賞されましたよね。
この曲は竹取物語をきっかけに作曲されましたが、何という曲名なのでしょうか。
また、音源は残っているのかも気なるところ。
そこで今回は裕一が国際コンクールで入賞した曲名は竹取物語なのか、更に音源は残っていないのかという事についても深掘りしていきます!
さっそく見てきましょう。
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【エール】国際コンクールで入賞した曲名は竹取物語交響曲
裕一は幼馴染である中村蒼さんが演じる村野鉄男の勧めで国際作曲コンクールに応募されましたよね。
応募するにあたり作曲され、鉄男が竹取物語の一節を読みました。
鉄男が読んだ竹取物語の一節をきっかけに曲の着想を得て、国際コンクールでは2等という好成績!
凄すぎますよね。
では、この2等に輝いた曲ですがなんという曲名なのでしょうか?
こちらはそのままで、曲名は竹取物語となっているそうですよ。
作中でも〝Taketorimonogatari 〟と入賞の通知書に記載されていました!
【本当に入選したのか】
国際コンクール2等入選はたいへんな快挙。ところが現実では、「竹取物語」の楽譜も、当選の通知も、まったく残っていません。しかも古関は、このことを自伝で触れていないのです。本当に入選していたのか? これは謎のひとつです。 pic.twitter.com/8I5dBFrng6— 辻田 真佐憲@『古関裕而の昭和史』(文春新書)発売中 (@reichsneet) April 21, 2020
そのまま竹取物語とローマ字だったのですね。
僕もそうなのですが、英語に慣れていない方はこうやって急に英語が出てくると対応しにくいですよね。
放送中に裕一と嬉しさを共感したかった。
竹取物語の音源は残っていない
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後ほど詳しく紹介させて頂きますが、裕一が作曲した竹取物語は実際に存在する曲。
古山裕一のモデルである古関裕而さんは竹取物語を作曲されました。
そうなってくるとやっぱり気になるのはどういう曲なのか。
竹取物語の音源はあるのでしょうか?
リサーチしてみましたが、この竹取物語の音源は残っていないという事が分かりました。
残念過ぎる。
コンクールを開催したイギリスのチェスター楽譜出版社も現在は無くなっているいるそうで、楽譜も所在不明という事でした。
家庭の事情でイギリスへ行くことを断念され、レコードへの吹込みも行われていましたが中止。
この竹取物語の曲については現在は新聞以外の情報は皆無で古関裕而さんの自伝の〝鐘よ鳴り響け〟の中でも一切触れられていないとの事。
なので新聞以外の情報は本当に無いそうですよ。
当時の新聞の画像もありました。
エスター社主催の作曲コンクールで2位に入賞した裕一。元ネタを史実に求めると、古関裕而は 1929年(昭和4年)イギリス・ロンドンのチェスター楽譜出版社が募集した作曲コンクールに、管弦楽のための舞踊組曲『竹取物語』を応募し、二等に入賞。この事が 彼の人生の大きな転換点になりました。#エール pic.twitter.com/s0wJedZbTR
— ひぞっこ (@musicapiccolino) April 21, 2020
古関裕而さんは2位に入賞したものの、公表はしていなかったのですね。
作中でもあった様に〝音楽に別れを告げる為〟と考えていたから話さなかったのかもしれません。
竹取物語は色彩的で斬新なオーケストレーションという管弦楽の楽器の編成法が使われていました。
打楽器のみで演奏される楽章なども含まれていたそうですよ。
更に日本伝統の雅楽も取り入れていたという事が分かりました。
曲の長さは30分程だそうですよ。
エールでは裕一が『歌のないオペラ。 日本古来のメロディーをふんだんに取り入れた 交響曲にするんだよ!』というセリフを話されていましたね。
正しく日本古来のメロディーを取り入れた交響曲なのではないでしょうか。
国際作曲コンクールは実話?
ドラマのストーリーはフィクションであったりする場合がありますよね。
裕一が国際的作曲コンクールで2位に入賞したという話はどうなのでしょうか。
先ほども少し紹介させていただきましたが、実はこのストーリーは実話になります。
古山裕一のモデルとなっている古関裕而さんは実際に1929年(昭和4年)に開催されたこの国際作曲コンクールに4曲を応募され竹取物語が2位に入賞されています。
古関裕而さんが当時22歳の時になりますね。
そして、賞金も出たそうで当時の金額で4,000円。
僕の独断と偏見で現在の価値に変換し計算したところ約160万円程なのではないかという事が分かりました。
いやー凄いですね。
22歳で銀行で働き、160万円もの賞金をもらえたら僕のような庶民からすると自慢したくなっちゃいます。
更にチェスター楽譜出版社が経営する一流の作曲が所属していた作曲協会の会員にもなれました。
名誉ある事ですよね。
このコンクールはイギリスにあるチェスター楽譜出版社が募集する世界的な作曲のコンクール。
詳しいコンクール名までは情報はありませんでした。
この国際作曲コンクールでは日本人初となる国際的作曲コンクールの入賞で当時の新聞でも大きく取り上げられたそうですよ。
エールでは養子になって川俣銀行で働いていたり、失恋したりで音楽を離れていました。
しかし、実際は同じく川俣銀行で働きなが音楽活動も継続していたそうですよ。
ここは少し実話とちがいますね。
ストーリー上は失恋してブランクがあって、鉄男がきっかけで再度音楽に取り組むという方が面白いと思いました。
また、実際は交響曲ではなく舞踊組曲だったそうですよ。
まとめ
・エールで裕一の入賞した曲名は竹取物語
・竹取物語の音源は残っていない
・裕一が竹取物語を作曲して2位に入賞したのは実話
最後まで読んでくれた方、ありがとうございました!