レディ・プレイヤー1には様々なキャラクター等がカメオ出演していますよね。
1980年代のゲームやアニメ、映画や音楽といったポップカルチャーが登場します。
原作にはウルトラマンが出ていますが、映画には出ていません。
一体なぜなのでしょうか。
この記事ではレディ・プレイヤー1でウルトラマンがなぜでなかったのか、原作や続編には登場するのかという事について深掘りをしていきます!
一部ネタバレ要素もありますので、お気を付けください。
それでは、さっそく見ていきましょう。
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目次
【レディ・プレイヤー1】ウルトラマンは権利の関係で出れない?
まず、結論からになりますがウルトラマンは権利の関係で登場する許可が下りませんでした。
これがレディ・プレイヤー1にウルトラマンが出演しなかった理由になります。
原作であるゲームウォーズを書いたアーネスト・クラインによると『円谷プロダクションは前向きだったが海外の権利問題を抱えているために使用できなかった』との事。
後に円谷プロダクションが正式に権利を獲得したそうですよ。
ウルトラマンは国外の海外展開が出来なかった
ウルトラマンは円谷プロダクションが制作した作品になります。
単純に『ウルトラマンの権利は全て円谷プロダクションが持っている』という様に考えてしまいますよね。
しかし、レディ・プレイヤー1が公開された2018年4月20日には円谷プロダクションではなく、他の会社が権利を持っており、凄く複雑な状況でした。
この権利については日本、タイや中国でも裁判になったりとかなりの泥沼化。
こちらを表で時系列にまとめました。
1974年 | チャイヨー・プロダクションは、円谷プロダクションがウルトラマンシリーズのキャラクターを用いた映画『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』を合作 |
1975年末 | ・チャイヨー・プロダクションが「ウルトラマンの権利は当社(チャイヨー)の所有。契約書も存在する」と主張を始める |
1995年末頃 | ①〝ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団〟の配給権が1975年に香港に12万米ドルで売れたが、円谷プロ側は資金繰りに窮していた為12万米ドルを1年間借りたいとした
②チャイヨーに無断で円谷が台湾に配給権を8万米ドルで売却したことが発覚 ③1976年3月に来日したソンポートは円谷に20万ドルの返却を要求 ④金のない円谷は20万ドルの返済の代わりに譲渡契約を提案 ⑤ウルトラマン7作品を日本以外における独占権をチャイヨーへ譲渡する契約を結んだ 上記5点が〝ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団〟のプロデューサーであるソムポート・セーンドゥアンチャーイの主張 |
円谷プロ経営陣が仔細に調査・検証した結果〝契約書は偽造〟として裁判となった | |
1997年 | ・タイで円谷プロがソムポートに対して裁判を起こした
・チャイヨーが敗訴 |
1999年 | ・日本で円谷プロがソムポートに対して裁判を起こした
・最高裁で円谷プロ側の敗訴 ・日本での判決は日本国内で、タイでの判決はタイ国内でしか効力がない。タイと日本以外の第3国でウルトラシリーズ関連のビジネスを行う場合、どちらにライセンスがあるのか不明な為、海外展開が低迷。円谷プロはウルトラマンシリーズ旧作の海外販売が自由に行えなくなった |
2008年12月24日 | チャイヨーはウルトラマンの海外利用権を上松盛明が代表取締役を務める日本企業ユーエム社へ譲渡。裁判はユーエム社が継続 |
2011年 | ・円谷プロが韓国・台湾・フィリピンでの事業展開を開始
・1998年にチャイヨー側がタイ以外の独占利用権行使放棄と引き換えにバンダイから1億円受け取った事実が判明したため頓挫 |
2014年 | ◆2014年時点での権利
・タイ:権利はすべて円谷プロ ・日本:日本国内は円谷プロ ・平成10年契約日本以外の海外市場での全てのライセンス権利は、ユーエム社 |
2018年4月24日 | 1976年の契約書は無効との判決が下された |
2018年5月7日 | ユーエム社が控訴 |
2019年12月5日 | 円谷プロの主張を認めて円谷プロが勝訴 |
2020年3月4日 | 上告期限までにユーエム社側から上告がなされなかったため、円谷プロ側の勝訴が確定 |
2020年に円谷プロダクションが正式に権利を獲得
2020年3月4にには円谷プロダクションが裁判に勝訴し、正式に国内外の権利を獲得している状態です。
ウルトラマンは円谷プロダクションが制作したので当然と言えば当然ですよね。
レディ・プレイヤー1の公開が2018年4月20日で権利を持っていたのはユーエム社。
権利について複雑な状況だったので、ウルトラマンを出演させるには難しい状況だったという事が分かりますね。
原作や続編にウルトラマンは登場する?
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レディ・プレイヤー1の映画には権利の関係で登場することが出来なかったという事が分かりましたね。
では、原作や続編ではウルトラマンは登場するのでしょうか?
原作には登場する
原作のゲームウォーズではウルトラマンは登場します。
主人公であるパーシヴァルのアバターのプレイヤーのウェイドがウルトラマンに変身するそうですよ。
惑星トクサツに隠されたクエストのクリア報酬としてベーターカプセルをダイトウが獲得していました。
そこからウェイドの手に渡ったそうですよ。
そして、最終決戦でも活躍しました。
原作ではとても重要だったという事が分かりますね。
やっぱり映画に出て欲しかった。
続編には登場させたいと希望している
レディ・プレイヤー1の監督であるスティーブン・スピルバーグは『次回作のレディ・プレイヤー2が実現すればウルトラマンを登場させたい』と話しています。
ウルトラマンは日本を代表する特撮映像作品。
登場するとなったら凄く話題になりそうですよね。
レディ・プレイヤー1の撮影時には権利の関係で色々と手間が掛かり登場することが出来ませんでした。
しかし、現在は海外におけるウルトラマンの権利は円谷プロダクションが獲得しています。
続編があればウルトラマンが登場する可能性はとても高いのではないでしょうか。
期待しかありませんね^^
映画ではガンダムにウルトラマンの要素があった
クライマックスではダイトウがガンダムに変身しました。
このガンダムに実はウルトラマンの要素が盛り込まれていたのです。
ダイトウがガンダムになれるのにはな何故か時間の制限がありました。
僕も映画を見ていて『ガンダムなのになぜ3分なんだ?』と思った事を憶えています。
ウルトラマンは地球で戦える時間は3分間。
このカラータイマーの特徴がガンダムに盛り込まれていたのですね!
また、ウルトラマンの代役はエイチが作っていたアイアイン・ジャイアントになります。
ウルトラマンがメカゴジラと戦う夢のシーンが見れなくて少し残念。
まとめ
・レディ・プレイヤー1には権利の関係でウルトラマンが出演出来なかった
・続編があればウルトラマンが登場する可能性はとても高い
・ガンダムには3分間というウルトラマンの要素が盛り込まれていた
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最後まで読んでくれた方、ありがとうございました!